レクリエーション介護士とは、レクリエーションの企画や実行を行える介護士を育てることを目的とした資格です。2級から1級まで存在し、2014年9月に設立されました。高齢者が楽しんでレクリエーションに取り組むことは、生きる喜びにつながり、スタッフとの信頼関係を築くことにも役立ちます。しかし、レクリエーションについて学んだことがある介護スタッフは少なく、十分な知識がないままレクリエーションを実施していた状態がありました。介護施設にとってもレクリエーションに関する知識を身につけさせたいというニーズが高く、こうした需要を背景に、レクリエーション介護士の資格が設立されました。比較的新しい資格であり、知名度もまだまだ低い現状がありますが、将来的には重要度も増していくと予想されている資格です。
レクリエーション介護士の資格は、介護の現場で働く人にとっては仕事ですぐに役立つ内容です。レクリエーション企画の立て方について学ぶと共に、高齢者との接し方についても学べるので、現役の介護士から人気を集めています。介護と関わりのない人でも取得しやすい資格でもあり、介護業界への入門的な役割も持っています。介護ボランティア活動への参加もしやすくなりますし、両親を介護する際の負担軽減にも有効です。核家族化が進んだ現在、高齢者と接する機会は少なくなりました。レクリエーション介護士の資格取得を目指すことは、高齢者との触れ合いに正しい知識を持ち、自分や親の介護について真剣に考えるための機会となるでしょう。